案件の違いによるギャップ

フリープログラマーになると、自分なりのワークスタイルを実現しやすいのがメリットです。フリープログラマーは自分で案件を選んで応募し、採用してもらえたら契約に従って仕事をすることになります。その案件の選び方次第でワークスタイルにギャップが生じるため、タイプ別にどのようなスタイルで働くことになるかを理解しておくことが、メリットを最大限に活かすための秘訣です。契約の種類から案件を分類して理解するのが良い方法であり、大別すると委託契約と請負契約の2種類があるので違いを把握しておきましょう。

委託契約は、労働力を提供することで対価をもらうという形で契約するものであるのに対し、請負契約の場合には成果の対価として報酬を受け取るという形になっています。委託契約の場合には、クライアントとなる企業から要求されたように働くことで、成果の有無にかかわらずに報酬を受け取ることが可能です。必然的にクライアントのオフィスに通ってプロジェクトに参画するというケースが多く、形式的には正社員や派遣社員などとして働いているのとあまり変わらないワークスタイルになります。一方、請負契約の場合には、成果が上がってようやく報酬が出るという形なので、通常は成果物を納品すれば良いという条件になっているのが特徴です。そのため、必ずしもオフィスで働く必要はなく、契約をしたら納期までに成果物を納めることさえできれば、働く時間も場所も自由に選ぶことができます。